神戸市交通局 松原営業所

既設は、市営バスの営業事務所(運転士・整備士の宿直施設含む)・整備事務所・整備工場・点検所・給油所・バス駐車場等が敷地内に点在しているため、業務効率や連携がわるく、全体的に建物自身も老朽化しているなどの諸問題を抱えていたことから、現地で営業を続けながら全施設を建て替え、バス120台が整然と駐車できる施設整備が望まれた。
配置は、施工手順・施工性等を考慮し、南側に「1棟集約」配置とすることで、3面道路に面して整形で見通しのよい安全な駐車場を整備した。
建物は、事務所エリアと工場エリアを明確に区分したうえで集約化し、構造のロス・工事発注のロスを軽減することで、コスト低減と工期短縮を図った。
外観は、長方形のシンプルな形状に長い連窓・水流模様・純白色と深緑色の配色とすることで、誰もが一目で市営バスを想起できるデザインとし、地域のシンボルとなる施設創りを目指した。